手放す前に、直すという選択

私は、デザイナーである前に、縫製師という職人です。

縫い物を仕事にし始めたのは、今から20年ほど前。カナダの小さなお直しアトリエで働き始めたことが、本格的に縫製を学ぶきっかけでした。

毎日7時間以上ミシンに向かい、ひたすらお直しをする日々。その経験があったからこそ、洋服が傷んでも、なるべく直して着続けるという習慣が身につきました。

お気に入りの服が着られなくなるのは、やはり寂しいものです。

だから私は、手放す前にまず直す。昔はそれが当たり前でした。

今は洋服を安く手に入れられる時代です。残念ながら、お直し代のほうが服そのものより高くなってしまうこともあります。

けれど、本当に値段だけを理由に手放してしまっていいのでしょうか。

そんな問いが、ときどき頭をよぎります。

もちろん、摩擦によって生地が擦り切れてしまう部分など、避けられない傷みもあります。それでも、できる限りケアをしながら、洋服をいたわるように着てほしい。

そんな願いがあります。

どれだけ安く手に入れた服であっても、まずは「手放さない」という選択を考えてほしいのです。


ゆりこが立ち上げるブランド「Aiguille & Ito」 は現在、ブランド立ち上げに向けて、少しずつ準備を進めています。

まだ形になる前の段階ではありますが、
土台を丁寧に整えながら、
ここに綴っている想いや空気感を、そのままお洋服として届けられる日を目指しています。

これからも、準備の過程や日々感じていることを、少しずつ発信していけたらと思っています。

ブランドを立ち上げる際には、Instagram LIVEなどを通して、ブランドの「今」も皆さまにお伝えできたら嬉しいです。

もし少しでも共感していただけたら、
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https://lit.link/en/aiguilleito

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